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図書館とホームレス [お話]

1954年に採択された「図書館の自由に関する宣言」というものがあります。
日本国民には、必要とする資料を入手できる「知る権利」があって、図書館はその責任を負う期間であると書かれています。

すべての国民は、図書館利用に公平な権利をもっており、人種、信条、性別、年齢やそのおかれている条件等によっていかなる差別もあってはならない。 引用:図書館の自由に関する宣言
図書館はそう宣言しているのです。 つまり誰も拒まないと言っているのですが、その図書館の自由度の高さにかこつけて、ホームレスの方が閲覧スペースで睡眠をとったり、匂いの苦情があったり、お酒に酔った人の迷惑行為ということが起こっているところもあるようです。 これらの問題については、各図書館(もしくは各自治体)で利用ルールを設けて対応しているようです。 もちろん「ホームレスの人は図書館の利用ができません」というようなことは当然なく、周りの人に迷惑をかける場合は入館を断ることがありますよ、というルール。 実際、ホームレスに限らず、お酒を飲んでいて大声で話すような人は図書館で本を読む人にとっては迷惑この上ないですね。 海外では、お手洗いの洗面所で洗濯をするホームレスがいるという話を聞きました。 大変失礼ではありますが、ずっと着たきりで何ヶ月も洗っていないあのむせた臭いが公共の場で水に溶けると想像すると・・・辛いものがあります。 家庭で洗濯排水は洗濯パンから下水道に流れていくので、洗濯排水の臭いを嗅ぐことはありません。 でも、洗面所の排水は、それほどの臭いがするものが流れてくる予定ではないところなので、キッツい臭いの排水があると、室内に充満してしまいそう・・・。誰もいないのに謎の臭いがする場所、たまにあると思っていたらもしかしたらこういうことかもしれません。 頑張れ、世界の図書館!

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